気まぐれ日記 2022年1月
2021年12月はここ
1月1日(土)「生産性を上げろ・・・の風さん」
寒波が裏日本を中心に襲来していて、ここにも冷気が流れ込んでいる。初詣は最初から諦めていて、昼ごろまで寝ていた(私と次女は)。
家族3人だけの年明けとなったが、例年通りのお節が並んだ。ボケ夫婦だけではこうはいかない。ワイフのモチベーションが上がらないからだ。そういう意味で、次女だけが気楽に里帰りしてくれて助かった。感謝。
ソナポケのカウントダウンライブ(@和歌山)に一人で行っていた長女が、帰路、大阪で買ったケーキを持って来ると急報(笑)があった。女房の自由な行動をおおらかに許す旦那がそこにもいる。感謝以外の言葉を知らないm(_ _)m。
駅まで私がアクアで迎えに行き、ホットタイムはお土産のケーキを楽しむことになった。チョコでできた熊がアピールポイントになっている。その熊を食べるのは、今日はやめておき、ラップでくるんで冷蔵庫に保管した。長女は、ちゃっかり里帰り気分で我が家の雑煮を楽しんだ。つい数年前までの普通の元日風景が再現されている。予想もしていなかったことだが、これを何と表現するべきか。不思議な気分だ。
長女はすぐ電車で名古屋へ帰って行った。明日から仕事だと言う。たくましい現代の若者の代表みたいだ。人口おーナス期、少子高齢化が進む中で、若者の負担は大きくなる一方だ。資本主義が変わらなければ、ただひたすら生産性を上げていくしかない。
私はやっと依頼原稿に取り組む時間が確保できるようになった。
深夜になり、送らなかった年賀状の追加印刷や hairdye をしながら、執筆を続けた。就寝は午前6時を回っていた。昨年だった昨日予想した通りの令和四年が始まった。私こそ生産性を上げていかないと、仕事で破綻するだろう。やれやれ。
1月2日(日)「小旅行出発前日・・・の風さん」
何とか強烈な寒波は道中への影響は少なそうなので、明日から次女を送りがてら小旅行に行くことになった。だから、今朝未明に hairdye をしたのだ。
依頼原稿を何とか完成させてから出発したいのだが、できるだろうか。とにかく今日はそれが最重要な課題となる。近所の神社への初詣はパスだ。
今朝追加印刷した年賀状は買い物に行くワイフに託した(今日は年賀状の配達はないし)。二人(ワイフと次女)と雑談する中で、一年前や二年前の正月がどうだったか確認する必要が生じたので、気まぐれ日記を読み返してみたら、昨年も私は初詣に行かず、追加印刷した年賀状の投函をワイフに頼んでいた。どこへも行かないのに、原稿の執筆で余裕がなかった。同じような正月を過ごしていることに、何となく「成長や進化のなさ」を感じてしまう。
実家でゆったり過ごしていた次女も、ついに元自分の部屋だった和室の片付けを始めた。約3分の1を「処分自由」として、私たちに託した。捨てられない性格の私は、色々と考えて再利用や販売をしていくことになる。
出かける準備もしながら、就寝は結局午前3時を回ってしまった。
今日を含めて、気まぐれ日記は帰宅してから、まとめてアップすることになる。
1月3日(月)「凜(りん)ちゃんの待つ家へ・・・の風さん」
出発の目標時刻は9時だった。次女の家で晩御飯を食べられる時刻までに到着するのが、いちおう目標だった。クルマでの移動は、タイムスケジュールは柔軟に変更できるようにしておく必要がある。
すべての荷物を積み込んで、さあ出発となった時、外があまりにも寒く感じたので、セーターを1枚余分に持って行くことにして、私ひとり屋内へ駆け込んだ。
結局、出発は9時20分となった。目的地は茨城県で、埼玉県に近い。
最初は順調な走りだった。初めての目的地ではないが、今日のようなロングドライブは、ここ2年以上なかった。案の定、新東名へ入るジャンクションで間違えて、しばらく旧東名を走ることになっていまった。それでも、最初の休憩地点「浜松SA」に無事着いた。ところが、しばらく寄ってなかった間に、必ず食べる「うなぎのぼりエクレア」が消えていた! これはショックだった。新型コロナで販売が激減している間に、ここでの販売を中止したのかもしれない。憎っくきウィルスめっ! 販売中止でなく製造中止だったら、もう許せない。
天気は快晴で交通量も普通だったこともあり、ワイフが運転を代わってくれた。
続いて、ここも定番というか御用達(ごようたし)の「駿河湾SA」に寄ったのだが、お土産に必ず購入する「田子の月もなか」が見当たらない。新型コロナウィルスへの憎悪をつのらせた(笑)。
ここで、次女から「運転してみたい」という提案があった。3人の子どもは皆ペーパードライバーになりかけていたが、次女は結婚後、歩いても行ける距離だが、安全のこともあって、職場までの往復をマイカーでしていた。しかし、高速道路は教習所以来走ったことがないそうで、クルマでの里帰りを意識して、練習してみる気になったようだ。
ワイフの時は代行なので、私は横で居眠りしていればよかった。ここから次女の運転となると、教習所の教官に変身しなければならなかった。
次女の運転は車線変更が不慣れだった以外は、だいたい安心して見ていられた。厚木ジャンクションから圏央道に入り、最初のパーキングまで運転してもらった。
そこでやや遅いランチにし、再び私の運転となった。途中で日没となったものの、午後6時前に次女の家に着いた。
次女の旦那と愛犬「凜ちゃん(♀)」が待っていた。私は今年初めてアルコール(今夜はビール)を口にした。仕事優先で飲む余裕はなかったのだ。
1月4日(火)「孫のいない間は犬・・・の風さん」
次女宅を訪問するのは初めてではない。泊めてもらうのは初めてだが、それよりも、凜ちゃん(シベリアンハスキー)との対面の方がはるかに不安だった。何しろ私は、生まれてからこの方、犬を飼ったことがない。小さいときから猫ばかりで、完全な猫派になっている。一部の種類の犬以外、見ても可愛いとは思えなかった。ただ、凜ちゃんの写真を初めて送ってもらった時、目が可愛いと思った。
それからすぐ私は、YouTubeでシベリアンハスキーを検索して、どんな犬なのか勉強した。シベリアンハスキーはやや大型犬だが、意外と赤ん坊や子猫とも相性が良さそうな動画ばかりで、先ず安心した。次に、犬の飼い方をいくらか勉強した。一番驚いたのが、歯磨きをすることで、そうしないとすぐ歯が抜けてしまうらしい。そうやって知識を吸収した私は、凜ちゃんと会えたらすぐ抱き合ってみようと思っていた。
リビングの居間に据えたケージの中で、凜ちゃんは活発に動き回っていた。私たちを見ると飛びついてきたが、その迫力に、やはり腰が引けた。警戒心はすぐに伝わったらしく、凜ちゃんもこちらを警戒し、容易に打ち解けることはできなかった。
2日目の今日は、夕方の散歩に一緒について行った。冷たい強風が吹く中、凜ちゃんは元気いっぱいで(ルーツはシベリアの狼らしいから当然だろう)、リードをにぎる主人の指示にしたがいながら、活発に動き回っていた。オシッコやウンチの世話、ちゃんとできるとご褒美におやつ(色々な種類があって覚えられない)を与えている様子を見て感心した。近くの公園まで行って一周してきた。小一時間の散歩は勉強になったが、耳が冷たくてボケ老人には過酷な試練だった。
その夜は、旦那のご両親が来て、近所の居酒屋で楽しく飲食した(小さな店だが感染対策はきちんとしているし、何と言っても客がたくさん入っている)。ご両親の家には現在トイプードルが2匹いる。犬派のお宅だ。次女夫婦にまだ子どもがいないので、つまり孫がいないので、犬の話をたくさん聞いた。猫より寿命の短い犬との付き合いなので、覚悟している話(生老病死の最後の段階の接し方だ)は印象的だった。新型コロナの蔓延がなかったら、こういった交流はもっとあったと思う。しかし、これからは大丈夫だろう。帰りに、近著2冊を贈呈した。
1月5日(水)「初詣は犬の散歩・・・の風さん」
午前3時に、依頼原稿の第一稿が完成し、メール添付で送付した。これで一安心だ。
私たちに泊まりに来てほしかった次女夫婦の希望がかなえて、二人は満足だったようだ。私たちは二人の気持ちが十分に伝わって来たので、とても嬉しかった。そういった充実した時間もどんどん過ぎて、今日は帰る日だ。二人も明日から仕事があるので、長居はできない。
それでも、近所の神社の初詣を兼ねて凜ちゃんの散歩に行った。今日も寒い日だったが、子どもの頃を思い出すような街並み(高層建築はほとんどなく、個人商店が多いのだ)の中を歩いて、懐かしさと親しみを感じた。そんな古い町でも、無人バスが走行しているのは驚きだった。人口減少を防ぐための様々な試みがなされているらしく、これには感心した。
ギリギリまでお世話になり、午後5時半に出発した。近所の人が「お土産にどうぞ」と言って、地元の煎餅を持ってきてくれた。こういうことが格別嬉しいのだ(次女夫婦の暮らしを守り支えている人が一人でも多くいることが人間として感謝しかない)。
もちろん、こんな時刻から一気に帰宅は無理である。明日からまた強い寒波が日本列島にかぶさってくる。関東地方は午後雪になるらしい。今夜はせめて東京まで行って泊まり、明日、降雪を避けるように西へ向かう作戦だ。
1時間半ほど走って、東京の私の定宿(クルマで行った時よく止まったホテル)まで行った。グループになっているホテルで、コロナ前まで1万ポイント以上たまっていたが、この2年間利用していなかったので、すべて消滅していたのは悲しかった。もしポイントがそっくり残っていれば、今夜のホテル代はほぼ無料だったと思う。
チェックイン後、外へ出て、これまた私が必ず使うファミレスへ晩御飯を食べに行ったのだが、店はすっかりリニューアルしていた。これも新型コロナのせいだろうが、ピンチをチャンスに活かすビジネスのたくましさを感じた。客もしっかり入っていた。気兼ねなく料理を注文した。
1月6日(木)「無事に帰宅・・・の風さん」
朝食の終了時刻がそれほどゆっくりでなかったので、早起きした。
1年前に長女夫婦が用意して泊まった名古屋のホテルの朝食は、バイキング形式が感染対策で変容していて(半分は定食のように配膳され、残りも手袋をして少ない種類の中から選択するタイプだったので)、やや興ざめだったが、ここはそれよりゆるやかだった。
私はかつてよく座った席を選んで、ワイフに思い出話を語った。昔はよくここで朝食を摂ってから仕事に行ったり、また家路についたものだ、と。そういったかつての風景がまた戻ってくれたら嬉しい気もするが、一方で、私自身の活動も違ったフェーズに移るべきではないかと思った。なぜなら、ここは都心から離れていて、作家活動というより、本名での活動でよく利用していたからだ。
ゆっくり準備して、10時よりだいぶ前にチェックアウトした。外は寒く、関東地方は午後から降雪になるという予報がより確定的になっていた。
環八を西へ走って、東名に入ってしばらく走ると、前方の視界の中に、白く小さなものがまじるようになった。早くも降雪の気配だ。
走っているクルマの中にはトラックがだいぶ増えた。もう娑婆は仕事が始まっているのだ。そういう状態でも、天気が悪くなると、走行量は徐々に減って行ったし、速度も落ちた。発注したスタッドレスタイヤが間に合わなかったので、私も慎重に運転した。内陸より海岸線の方が降雪は少ないだろうと思い、帰りは新東名はやめて、旧東名を走った。
車外温度はだんだん下がり、1℃まで落ちた。降雪も本格化してきたが、幸い積もるほどではない。
なつかしい「富士川SA」に寄って、昼食にした。久しぶりのSAはリニューアルされて、特にトイレがバージョンアップしていた。
降雪は少しずつ弱まり、「浜松西SA」でホットタイムにするころは、やみかけていた。一方、関東地方は降雪になり、次女夫婦が暮らす町には大雪警報が出た。
フードコート内の海が見える席でホットタイムにした。ガラス窓の外の草地を、犬をつれて歩く人の姿が何人も見られた。これまでほとんど気にかけなかった人々の行動である。どうしても凜ちゃんと比較してしまうということは、これが孫だったりすると、他人の小さな子供とでも比較するようになるのかと思ってしまう。
その後は、ますます天候が回復していき、予想外に早く帰宅できそうだったので、直帰せず、大型モールで買い物をしてから帰ることにした。
有料道路からおりて、いつものGSでアクアを自動洗車してから、モールへ向かった。道路はほとんど乾いていて、ここも雨か雪が降ったらしいが、早めに天候が回復したことが想像された。クルマがきれいになっているのは、気持ちが良いものだ。
帰宅し、たくさんの荷物を片付け、モールで買ってきた弁当で晩御飯にした。次女が飲み残したワインを二人で飲んだが、それだけでもう疲労がどっと出た。
ワイフが録画したテレビを観ている間に、私はリビングでぶっ倒れた。今日は一人で運転したからな。
1月7日(金)「フリマは掘り出し物を安く・・・の風さん」
毎日、ストレッチの途中で万歩計を装着する。そのとき、昨日の歩数をチェックする。次女を送りついでに3日に出発して以来、万歩計をまったくチェックしていなかった。今日、見てみたら25000を超えていた。3泊4日の旅行の総歩数である。まあまあの歩数になっているのは、凜ちゃんの散歩に2回付き合ったからだ。ウォーキングだけを目的に犬を飼ったら、それ以外の手間ひまで大変なことになる。猫のようにほったらかしの飼い方はできない。まるで人間の子どものように世話が焼ける。しかし、それを苦労と思わずにできるのは、凜ちゃんが可愛いからだろう。親ばかというか、孫を見る爺さんになって初めてできるのだろう(笑)。
メルカリの期限付きポイントを使う必要があり、安価な品物をチェックしていたら、必要な本が見つかった。念のためネット検索してみたら、ヤフオクでもっと安いのがあったので、そっちで発注した。再びメルカリに戻ったら、また必要な本が見つかった。これはネット検索しても最低価格と思われた。即発注した。ヤフオクと合わせて、2冊で500円もしなかった。送料とか消費税とか他に負担はない。恐るべき安さ。
ヤフオクを見ていて、自分がメルカリに出品している本より高い設定の本が売れていない。これは価格設定を間違えているのだろうとようやく気が付いた。自分の本のメルカリ出品を一時停止させて、そのままヤフオクに出品してみた。相手の価格設定の半額を初期値にした。ヤフオク出品は初体験だが、やり方はメルカリとよく似ていた。5日間のオークションでもし売れなかったら、もっと価格を落として再びメルカリに出品してみようと思う。自分が低価格のもので満足していることから推定すれば、フリマで高価な買い物をする人はいないということになる。
久しぶりにメルカリに出品した。文庫を最低価格の300円で出した。最低価格とは言え、これは乱暴な出品で、メルカリなら文庫2〜3冊で300円でないと売れないだろう(組み合わせが難しいが)。単行本なら1冊で300円が限界かもしれない。こういった相場感覚をつかむのは楽しい。
今日から作家業を復活させなければならないのに、雑務ばかりこなしている。気まぐれ日記も一気に空白を埋めた。
来月の講演に関して、やることがあったので、少しだけ処理した。
夕方、昨年注文してあったアクアのスタッドレスタイヤが届いた。一昨日発送連絡があり、昨日の到着予定だったが、東京から営業所へ電話して、今日に延期してもらったのだ。昨年末までに届いて装着していれば、昨日のドライブももう少し安心だったのだが。天気の好い日を選んで装着しよう。自分でタイヤ交換するのは大学時代以来だ。
1月8日(土)「波乱万丈の一日・・・の風さん」
ワイフは今日が仕事始め。私はいつもの昼近い起床。天気がすっかり回復した。タイヤ交換することに決めた。
ストレッチ後、キャメロンで外出。今夜は鰹のたたきという御馳走になるので、ワイフから日本酒の調達を指示された。近くの酒蔵へ行ったら、青天の土曜日とあって千客万来(笑)。そこからGSへ向かい、灯油を購入して帰宅した。すぐ屋外タンクに補充を始めたら、ワイフの教室の午後の生徒さんたちがやってきた。
ホットミルク(賞味期限切れ)とトーストでブランチにし、再び屋外へ。今度は屋外作業用に着替えた。タイヤ交換である。
大学時代は、スノータイヤとスパイクタイヤの両方を鉄のホイール付きで用意していて、天候の変化に合わせて柔軟に組み合わせていた。だから、冬期のタイヤ交換は多数回だった。さらに冬期以外にパンクも何度も経験していたから、タイヤ交換は目をつぶっていてもできた(わけないか)。
ところが、実に久しぶりのタイヤ交換の今回は違った。アクアのタイヤは15インチホイールででかい。だから重い。学生時代より体力が落ちている私には過負荷だった。最初のタイヤを外し、昨日届いたばかりのスタッドレスを全力ではめて、ナットを締めようとしたところで、また想定外のトラブル発生。アクアのホイールをとめていたナットは、座金付きの特殊なやつで、その座金がやや直径が大きくて、新しいスタッドレスのホイールの穴に入らないのだ。
キャメロンの前で作業をしていたので、キャメロンをカーポートから出すのは至難の業だったが、やってのけた。最も近いホームセンター(コメリ)へ行き、クルマ用のホイールナットを購入しようとしたら・・・見つからない。店員に聞くと「置いてません」とのこと。次に近いホームセンター(カインズ)へ電話して、有無を問い合わせた。あることはあるが、種類がいくつかあって、適合するか分からなかった。はまらないホイールナットを1個持って来たので、現物で確認することにし、ホームセンターへ走った。
M12(ボルトの直径が約12mm)のホイールナットまでは良かったが、ピッチが問題だった。確認用のボルトがあるのを知っていたので、店員とそこへ行き、持って来たナットをはめてみた。ピッチは1.25、1.50、1.75と3種類あった。真ん中の1.50が正解だった。4個入りのホイールナットは4袋しかなく、すべて購入した。
帰宅すると、作業をしていた我が家の車庫前の道路はすっかり日陰になっていた。やばい。急がねば。慌てたせいで、2本目の交換のとき、ころがしてきた新しいタイヤを道路に倒してしまった。ホイールの外側が重いので、その表面がアスファルトの路面に当たり、傷がたくさんついてしまった。素材はアルミでやわらかいし、化粧仕上げになっていて傷付きやすいのだ。勉強にはなったが、くやしい。
元のタイヤを裏の土地にある小屋へしまい、後片付けがほぼ終わったところで、ワイフの午後の教室が終わった。生徒さんたちが出てきた。予想外の長時間の作業になってしまった。念のため団地内をぐるぐる走って違和感がないか確認した。まったく問題なかった。最後にキャメロンをカーポートに縦列駐車して、仕事が終わった。疲れた。
今年初めて日本酒を飲みながら、鰹のたたきをいただいた。効率が悪くて仕事の達成感はイマイチだったが、特殊なことを何もやらずに御馳走にありついたわけではないので、とりあえず「よし」とした。しかし、土佐の鰹を用いたたたきは絶品だった。
リビングで酔っぱらって横になっている間に、ワイフが観たいといっていた映画「決算忠臣蔵」がAmazonprimevideoで始まった。いきなり関西弁が出てきたので、何か変だなと思っているうちに、赤穂浪士たちも関西弁をしゃべっているので、ははんと気が付いた。時代考証間違いである。
討ち入りをしたのは確かに赤穂浪士、つまり赤穂(兵庫県)の侍たちだが、この浅野家は浅野長政の三男長重の系統で、長重の出身(1588年生まれ)は近江国(滋賀県)。慶長6年(1601)の真岡(栃木県)が最初の領地で、長男の長直の代から笠間(茨城県)を領地としていた。赤穂へ移封されたのは正保2年(1645)のことである。討ち入りがあったのはその57年後の元禄15年(1702)だが、大石内蔵助をはじめとする藩士たちがそろって関西弁をしゃべるのはちょっと変である。
そんなことを思っているうちに眠りに落ちた。結局、入浴後の就寝は午前5時。
1月9日(日)「深夜の団地探検・・・の風さん」
11時起床。マイペースに戻っている(笑)。
入念なストレッチを続けたが、昨日の力仕事の影響が見られない。筋肉を使わなかったのだろうか。それとも筋肉量が少なくて痛くならないのか。だとすれば、これはもはや老化。やれやれ。筋トレを復活させなければ……。
美容院から帰って来たワイフとおはぎでランチ。今日も晴天なので、あとでウォーキングに行こうと提案された。凜ちゃんとの散歩が、再びウォーキング熱を呼び戻したのか!? 否、そうではなく、長く続いていた膝の痛みが解消したからだと言う。それならOKだ。
ウォーキングまでひと仕事と思って書斎に入ったが、目の前の仕事が山積みで、腰が引けた。重要なものから優先順位をつけると、暗澹とした気分になる。そこで、いつもやる方法は、山積みの仕事の、まさに山になっている裾の方から切り崩していく。メールで来ていた年賀状の中の2通にやっと返信した。
あっという間にウォーキングの時間になった。晴天とは言え、そして風も穏やかとは言え、冬である、ボケ老人である、服装で迷った。普段着の上にどれだけ重ね着するか、だ。結局、毛糸の手袋をはめるだけにした。ワイフは重装備だった。
久しぶりのウォーキングなので、海岸まで行ってすぐ戻ってくることにした。往路はほとんど下り坂なので楽ちん。上り坂が大嫌いなワイフもずんずん歩いて行く。私は膝を心配してペースを落とすように言った。
海は満潮に近く、波もなく穏やかだった。しかし、無風ではなく、小規模発電の風車が勢いよく回っていた。その近くまで行って、低周波のにぶい音を聞きながら、我が家を目指して戻り始めた。復路は上り坂もある。呼吸が苦しく感じてマスクをずらした。すれ違う人はほとんどいない。海岸から遠ざかると風もなくなり、汗までかきだした。重装備のワイフも同じらしい。ペースを落とし、閉館になった杉本美術館の前を通って帰宅した。
深夜になって、ようやく元気が出てきた。次女の家から送信した依頼原稿の改稿に着手した。なーんだ、やればできるじゃん。改稿を終えて、編集者が寝ている時間帯に送信した。
続いて、ワイフが受診した人間ドックの補助金申請書の準備にとりかかった。準備した書類を封筒に入れ、重量を測って、規定料金の切手を貼った。これは早く健保組合へ送りたかった。明日の集荷は午前9時半で、早起きはできない。午前2時半を回っていたが、今のうちに投函に行っちゃえ、と決断した。懐中電灯を持って屋外へ出ると、完全に無風状態で、寒くもない。街灯と門灯がついた団地内は真っ暗でもないし、物騒な気はまるでしなかった。履いたサンダルの音をなるべく立てないように歩いて、投函してきた。往復で確かめてみると、こんな時間でも明かりがついている家が何軒かある。宵っ張りは我が家だけではないのだ。
昨日より早く、午前4時に就寝できた。
1月10日(月)「セミナーの依頼が飛び込んだ・・・の風さん」
今日も11時起床。ストレッチをやりながら、今日こそ予定以上の仕事をこなすぞ、と気合を入れる……けれども、結果はいつも中途半端。否、今日こそは。
一昨年企画され、コロナもあって集客できずに終わったセミナーの依頼がまた来た。今度はオンラインでやると言う。ひょっとするとできるかも、と期待感がわいた。セミナータイトルも変わっていて、私の得意とするジャンルの一つ「生産マネジメントの基礎」という言葉が入っていた。生産マネジメントという言葉の定義が主宰者の希望と合っているかちょっと不安ではあるが、私にとってのその言葉はかなりハイレベルである。一つの工場(会社レベル)の責任者(役員レベル)が持つべきマネジメント能力のことである。いちおう基礎とついているので、アウトラインをさらっと講義しようと思った。
企画書のようなものが必要なので、講義のコンテンツを目次のように書き出した。完成して送信したのは、例によって深夜である(笑)。
相変わらず雑務てんこもり状態である。今日は、昨年中に出そうと思いつつなかなか出せなかったメールを2つやっと出した。
年賀状はまだ遅れて届く分があり、とりあえず受け取った確認だけしている。最終的に、相手の環境変更の有無を確認しつつ、住所録をアップデートし、必要があれば、連絡をとることになる。
メルカリで購入した本が届いた。最低価格だったが、私には必要な本だった。次の仕事につながる資料の一つで、かなり充実してきた。本格的に取り組むのが楽しみだ。
一方、私の出品。今年から「いいね」してもらえたら、無条件で1割くらい値下げすることにした。商売はタイミングが重要である。売れなければ代金は1円も稼げないのだ。利益がゼロでも経費(私の場合は送料と定義している。それ以外のかかる費用は、趣味だからと0円である)だけは確保したい。そういった新方針が早くも功を奏したみたいで、最低価格に値下げしたソフトカバーの本が売れた。例によって梱包は深夜になった。明日発送する。
結局、今日も雑務がはかどらなかった。最後に、執念で、はるか昔に図書館から借りて作ったCDのジャケットを一つ印刷した。
就寝は午前4時。
1月11日(火)「めでたしめでたし・・・の風さん」
朝から雨模様。11時起床。入念なストレッチから1日を始める。
トーストとホットミルクのブランチ後、キャメロンで出発。小雨はやまない。
JP分局で売れた本を発送した。最低価格なので、利益は70円。そろそろ梱包資材が乏しくなってきた。ドラッグストアへ向かい、まとめ買いした。その中にファイト〜一発ドリンクがあるが、先週の小旅行の往復ドライブで飲まなかったのはやや失敗だった。どこでも買えるという油断から失念していて、ファイト〜一発の元気が出なかった。安全運転のためには私には必須ドリンクである。
次はホームセンター。買う品物は決めてあったが、展示してあったミニセラミックヒーターに目が吸い寄せられた。デザインがグッド。人感センサー付きで、安全スイッチもついている。私の相場感覚から言えば激安。近くにいた店員に確認したら、売れ残りの現品のみで、当初価格から3割引きされていたのだ。即購入決定。
帰宅し、買い物を片付けてから、先ずルーチン。続いて、ミニセラミックヒーターを2階のトイレに設置した。寒いこの時期、こういったスポット的な暖房器具は、ボケ老人には必要アイテムである。電源ケーブルの取り回しの改善(美化目的)は、後日の楽しみだ。
昨年6月に応募した「小栗かるた」(小栗上野介を顕彰するため、関連する言葉を盛り込んだいろはかるた)の採用通知メールが届いた。
狂喜乱舞したい気持ちだった。群馬県には伝統的な「上毛かるた」がある。百年続いてもおかしくない同じ郷土の偉人にちなんだかるたである。『怒濤逆巻くも』でしっかり描いたし、そもそも私は小野友五郎と同様に小栗上野介を心から敬愛している。何としても「小栗かるた」の一枚に採用してもらいたくて、締め切り前日までに12個、当時に追加で4個、合わせて16個の読み札を考えて応募した。必死だった。その想いが通じたのかもしれない。
ところが、採用通知メールを読むと、選ばれた読み札は、改作を提案されていた。確かに改作の方がずっと出来が良い。あわてて、昨年の16個すべてを確認してみた。どれもこれも出来が悪い(笑)。これが私の実力かと唖然としつつ意気消沈しかけた。しかし、倒れても倒れても立ち上がるのが私だ(んなわけないか)。
改作を受け入れ、感謝のことばを添えて返信した。これで、いろは48枚の「小栗かるた」に鳴海風の足跡をまがりなりにも刻むことができた。めでたしめでたし。
1月12日(水)「献本の準備で日が暮れて・・・の風さん」
1年で最も長く感じられるありがたい1月が、どんどん過ぎて行く感じだ。今日もやることをいくつか決めて1日をスタートさせたが、たいてい半分くらいしかできない。計画が無理なのか?
昨日から姿勢を正してもらった年賀状を読んでいる。すぐに連絡を入れる必要が生じたら当然おこなう(今日も電話を1本した)。住所録の改訂(アップツーデート)をきちんとしておく。今月の新刊の送付も検討するし、来年の年賀状への方向付けも考える。毎年すばらしい賀状をくださる方々は、今年も同様で、平均値が異常に高い(笑)。世の中にはちょっとしたことでも卓越した方がたくさんおられるのだ。結局、日をまたいですべて読み、関連する賀状はワイフにも見せた。
これで、落ち着いて今月の新刊の献本・贈呈の準備を始めることができる。
前作(『エレキテルの謎を解け』)のリストをベースに、今作用に見直しをかけた。宛て名シール印刷の準備はできた。
次に、本にはさむ「あいさつ文」である。児童書なので、あとがきはどちらかと言うと読者の子どもを意識している。献本にはさむ「あいさつ文」は私と交流のあるおとな向けとなる。児童書とは言え、基本的には手を抜かない。時代考証は真剣におこなうし、主題は情に流されず高く設定する。そういった執筆姿勢を「あいさつ文」の中で少し開陳するわけだ。
文章ができると、次は印刷だが、こだわる私は手間をかける(笑)。B4サイズのインクジェット用上質紙を、ロールカッターで半分のB5サイズ2枚に分断する。このB5サイズに同じ内容の文章を2列印刷し、最後にこれをまたロールカッターで両断する。「あいさつ文」はB6サイズで完成する。四六版の本だとピッタリおさまる……が、今月の新刊は変形サイズで幅が四六判より狭く、ちょっとはみ出てしまう。そこは気にしないことにする(効率重視)。
印刷した宛て名シールと「あいさつ文」を封筒に入れて重さを測り、規定の切手を貼った。。
要領というか手順は決まっていていててきぱきできるが、ボケ老人特有のミスもはさみながら(笑)、終了したのは午前3時直前だった。
1月13日(木)「嬉しいことが多かった日・・・の風さん」
昼前にやっと起床して、入念なストレッチ。健康管理のため会社の同僚からもらったスマートウォッチをはめ、10分単位の血圧をチェックしようとしているが、わずかそれだけのチェックもできない(と言うより、スマホを握るとすぐツムツムをしてしまい、忘れてしまう(笑))。
外は強風が吹き荒れている。外出は危険かな……と書きながら、実はかかりつけのクリニックに行こうと昨日まで思っていて、今日は午後休診だった。ボケ。
しかし、外出はしなければならない。今朝未明までに作成した宛て名シールと「あいさつ文」を出版社へ送るのだ。さらに、またメルカリ出品が売れたので、その発送もある。「いいね」がついて、値下げすると、確かに売れる確率が上がるようだ。こういったところはリアルのフリーマーケットの客との交渉に似ている。
キャメロンでJP分局へ行って来た。それからブランチ(ホットミルクとトースト)。
ここまでで2本電話があった。児童書のエージェントからは、初めての出版社からの誘いの話で、まだ白紙だった来年出版の企画へつなげたい。もう1本はセミナー企画会社からで、特定の会社への講演企画の提案だった。成立すれば、これは2年ぶりの仕事になる。新型コロナに負けてはいられない。
ずっと取り組んできた本格的な歴史小説について、出版社から今年の出版計画に入るという連絡があった。この知らせに対しては狂喜乱舞してもよいのだが、もともと編集者と「時間がかかっても良い作品を出しましょう」とやってきた仕事なので、ここへ来て焦る必要はない。最後の最後まで気を抜かず、より良い作品になるように努力したい。とは言え、ゴールが見えたことで大いにモチベーションが上がるのは事実だ。
夜9時過ぎに初めてのヤフオク出品が終了した。落札はゼロだった。これで、設定価格が高過ぎることが判明したと言っていいだろう。せっかくなので、3割引きして再出品してみた。
今日は嬉しいことが多い日だった。ややホッとしたこともあり、晩御飯後は、無理をせず、書斎で映画を観ることにした。これは、というのはなかったが、何気なくオカルト映画を選択してしまった。約1時間半と短かったこともある。アメリカ映画で、前回(ウィルス感染映画)と同様に、一般的な家庭の常識つまり、夫はしっかり家庭に目を向けて行動しないと離縁される、が前提になっている。今回も(前回はウィルス退治をしたあと)、悪魔を取り除くことができたことで、夫が見直され、家庭環境が元に戻っているのがほほえましい(笑)。アメリカ映画の一つのパターンを見た思いだ。就寝は午前3時。
1月14日(金)「上級問題に挑戦・・・の風さん」
朝から小雪が舞う寒い日。今日も午前11時過ぎに起床。起床前にスマホに着信があり、洗面中にも着信があったが、スマホも持ち主に同期して書斎で睡眠(充電)中だったので、気が付かなかった。以前のようにベッドサイドで充電できるようにしよう。
最初の着信は、来月の講演の主催者からで、第六波の影響が懸念されるので、25日まで様子を見るが、延期の可能性があるとのことだった。まったく同感なので了解した。
次の着信は、文芸美術国保からで、人間ドック補助金申請の内容確認だった。ワイフが自宅の電話で受けて、用件は終了した。
ストレッチを開始する前に、クロネコ(宅配)まで来て、ワイフが受け取った。昨年の新刊の追加注文である。知人・友人らへの贈呈が終わらないうちに手持ちがなくなっていたからだ。これだけ売れればすぐ増刷だろうが、地産地消ではないが自分で買っている程度では、そりゃ無理だ(笑)。
階下へおりてストレッチの続きを始めたが、まだときおり小雪が舞っている。今日、クリニックへ行こうと思っていたが、中止することにした。
オミクロン株による第六波が急速に拡大している。上京して打ち合わせをしたい相手とメールで情報交換した。オンライン打ち合わせはせずに、対面でやりたいが、すぐにはできそうもないので、とりあえず(ちょうど手持ちがなくなった昨年の本が届いたこともあり)面会したら渡そうと思っていた新刊を送ることにした。
新刊2冊のあいさつ文の追加印刷をまとめておこなった。これは自分が贈呈する分で、郵送になる分はレターパックやスマートレターも準備できている。これらには当然費用がかかるが、元手の印税収入はだいぶ後になる。作家で暮らしていけない理由はこんなところにもある(笑)。
深夜、いくつか郵送準備を終えたところで、数学の問題に着手した。一関市博物館主催の「和算に挑戦」が今年第20回を迎える。3月にそこで講演をさせていただく縁もあり、久しぶりに挑戦することにした。前回は17年前で優秀賞をいただいたが、今回はどうなるだろう。
午前零時過ぎから上級問題に取り組み始めた。とりあえず解答を見つけ、受賞につながるエレガントな解き方は後回し、と偉そうに思ったけれど、甘かった。解けない。
就寝は午前4時を回ってしまった。風呂でも考えたが解けない。
1月15日(土)「挑戦はまだ続く・・・の風さん」
何とか正午前に起床。入念なストレッチ後、徒歩で投函に行ってきた。
地方に住んでいるので、ポストやJP分局での集荷は1日に1回しかない。その時刻前に(タイミングに合わせ)投函しないと、翌日集荷になってしまう。途中で歩いている男性に遭遇したが、そばを黒猫がついて歩いていた。通り過ぎてからも、ときどき振り返ってみたが、ずっと黒猫がついている。周辺でたまに見る黒猫だが、あの男性とどういう関係があるのだろうか。
出掛ける予定を中止したワイフとブランチ。ワイフが突然ウォーキングに行こうと誘ってきた。返事は「はい」しかない。
今日は特殊雑務をやめて数学の問題に取り組む。しかし、ウォーキングの前に、ルーチンだけは片付けておかないと……。
ウォーキングと言いながら、ワイフはコンビニに寄る用事があったので、その方面を回って帰ることになる。……となると、実に久しぶりに氏神様の神社へも行けそうだ。
坂を下ったところにある民家がやけに騒々しいと思ったら、鶏やアヒルをたくさん飼っていて、それらがけたたましい声で鳴いていた。早速スマホで動画を撮影した。あとで子どもたちへラインで配信する。久しぶりの氏神様は、記憶を超える立派な神社で、拝殿前の狛犬が二匹ともマスクをしていたのはほほえましかった。賽銭をあげて無心で二礼二拍手一礼した。ワイフが用事をすましている間に、コンビニでめったにない物色をしたが、特に買いたいものはなかった。
夕日が沈みかけているころ帰宅し、ホットタイム。
結局、数学の問題に再着手したのは夜だった。昨日で、必要な知識(定理や公式)のあたりはついていたので、今日はそれらを実際に使って解けるか試してみることにした。
解答できるのではないかと作業を進めている時は楽しい。時間を忘れる。しかし、いつまでもできないと焦る。何としても今夜中に解答にたどり着きたかった。
午前5時、解答を得るとっかかりを見つけたと思ったところで、作業を中断した。残りは明日だ。就寝は午前6時近かった。
1月16日(日)「解ける寸前なのだが・・・の風さん」
もうできると半ば安心していたせいもあり、昼頃起床。昨日歩いた歩数も、万歩計を見ると1万歩をこえていたから、体調もまずまずのはず。入念なストレッチから1日をスタートさせた。
トーストとホットミルクでブランチ後、先ずはルーチンの処理。そして、いよいよ数学の問題の解法の続きに……。
甘かった。元々、問題には未知数が4つあった。たとえば4つの条件から方程式を4つ作れれば、連立方程式を解いて、すべて解答が得られる。問題はそれを求めていない。特定の2つの未知数の関係が分かれば、それで解けたことになる。つまり、未知数を4から2に減らすことができれば、解けるのである。
今朝未明に、特定の2つの未知数だけの方程式を得られると確信したのだが、あらためて式を変形していったら、できていなかった。それでも、その直前までの道筋は正しいと思っていたから、あと一歩だと思って、ひたすら取り組んだ。
結局、もう一度、解法のプロセスを整理して、少なくとも直前までは正しいと再認識した。
日付変更線はとっくに過ぎ、午前5時近くなってもできなかった。いくら何でもこの続きは明日だ。最後に、ワイフの教室の生徒さんへあげることにしていた資料作りを終えてから、入浴に向かった。就寝時刻は午前6時を回っていたのは言うまでもない。
1月17日(月)「美しい解答・・・の風さん」
正午直前に起床。今朝用意した資料はワイフが生徒さんに既に渡してあった。
今日は解答を投函する予定日だったが、それは諦めた。
他のすべての雑用を中止して……と言いたいところだったが、そこまでは無理。トーストとホットミルクのブランチ後、キャメロンで外出。GSへ行き、プリカにチャージ後、満タン給油と灯油の購入をし、先日の雨で汚れたキャメロンを止むを得ず自動洗車(幌を守るため、本当はしたくない)して帰宅。
屋外タンクに給油して玄関に入ると、ワイフが「墓参りに行こう」と言う。「はい」とすぐ出発。お墓が近所にあるのだから、命日前後に行けないはずがない。今日は亡父の命日だ。墓参後、帰宅して、やや早目のホットタイムをした。
そして、ようやく数学の問題に取り組めた。解答の直前のはずだから、そこまでのプロセスをやり直す気はない。未知数を特定の2つだけにする式の誘導が課題である。
この山登りに対して、頭の中では、2つのルートが浮かんでいた。それらは、どちらも考え方として(論理的に)間違っていないと思った。
ところが、どちらも計算(式の変形)が面倒なのである。円が関係しているので、どうしても2次方程式を操作することになる。そして、得られた2次方程式から、論理的に正しいはずの条件式に未知数を代入して、2つの未知数の関係を導こうとしているのだ。式は長くなり、紙面がどんどん方程式で埋まる。次の白紙のページに続きを書く。これの繰り返しである。時間がかかってしようがない。
こうして、とうとう晩御飯の時間になっても、解けなかった。
このまま解けなかったらどうしよう……という不安が時々頭をよぎるが、あと少しだと信じて、再び、行き詰っている2つのルートを再チェックした。
具体的に書くと、1つ目のルートは「線分の長さを条件にすること」で、2つ目のルートは「2つの点が一致すること」だった。どちらも代数的に解こうとするから、式が複雑で長くなり、森の中で道に迷ってしまう。特に2つ目のルートがそのやり方では困難なことが、ここまでの苦労で十分に納得できた。
また日付変更線を過ぎてしまい、そこで、発想を転換することにした。代数的な方法でなく、幾何学的な方法にしたらどうなるか、だった。
そして、ついに解けた。何という単純、否、美しい解答であることか。時計を見ると、午前2時半だった。
1月18日(火)「夜になって清書作業開始・・・の風さん」
7時半にとりあえずベッドからはいずり出て、ワイフを駅までアクアで送った。強風が吹き荒れていた。
その後、またベッドに逆戻り。
あらためて起床したのは、12時半だった。
4月に某企業向けに変化点管理のオンライン講演をする関係で、プログラムの提案が求められた。企業の希望を盛り込むのはもちろんだが、念のため、某企業のホームページを見た。これまで知らなかった企業だが、見てビックリ。私が長年勤務した会社と同様に、技術にこだわる会社だった。さらに歴史も長く(創業百年超)、伝統を重んじている点がとても好感がもてた。何とか貢献できるようにと力を入れてプログラムを考えた。もし先方の喜ばれたら、一度訪問して会社見学させてもらいたいと本気で思った。
ルーチンを終えたところで、ワイフを駅まで迎えに行く時間になってしまった。
ホットタイム後、やっと数学の問題に着手。解答は得られたので、これからやることは提出するための清書である。すべてPCで作成するので、図形も描くし、数式も編集して作る。社会人学生時代に、学会発表や論文作成でたっぷり経験していたから、いちいちマニュアルを読む必要はない。しかし、手書き以上に時間がかかるのは、元データがほぼゼロだからだ。
晩御飯後、ニュースが終わってすぐ10時から、作業の続きを再開した。昨夜というか今朝未明の午前2時半までにやったことが間違いではなかったので、想定外のことは起きない。それでも、無駄のない解答にするため、熟慮しながら作業を続けた。
途中でコーヒーを飲んだのは、眠気覚ましのためではない。気分を落ち着かせるためだ。ずっと落ち着いたジャズ音楽を流すのも、集中力を切らさないためだ。
こうして時間は刻々と過ぎて行ったが、私の作業ペースは上がらずとも落ちることはなかった。
1月19日(水)「ひと仕事終えて・・・の風さん」
解答の清書(活字化)が終わった段階でも、もちろん結果に変更はなかった。それにしても、問題の図形(円と楕円と弦の組み合わせ)から見て、どうしてこんなにシンプルな答えになるのか、不思議でならない。円周率もルートも出てこないのである。ずばり言って自然数しか出てこない!
最後に、参考文献(深川英俊先生のご本)と感想を書いて、A4サイズで9枚の解答が出来上がった。
気力も体力もまだある。印刷したものをクリアファイルに入れ、送付用の封書も作った。解答集の返信用切手も準備した。明日(とは今日のことだが)の午後2時までにJP分局の窓口に出せば、もしかすると締め切りの20日までに届くかもしれない(当日消印有効なので、届かなくても大丈夫)。
午前8時過ぎに風呂から出てきたら、ワイフがもう起きていて、朝の仕事を始めていた。
やっとできた解答を食卓の上に並べてワイフに見せた。きれいなプリントに感嘆の声をあげていた。問題文を説明した。「一番大きな円の直径は、一番小さな円の直径の何倍かというのが問題だよ」私が作図した問題の絵をじっくり見たワイフが、「だいたい5倍かな」だいたいなんてつける必要はない。「5倍だから、それを意識して作図したんだ」
朝食にいつものブランチ、ホットミルクとトーストを食べてから、キャメロンでJP分局へ行った。定形外の封書は軽く、郵送料は140円だった。
午前10時から午後1時まで仮眠した。短い睡眠だったが、満足感の中での熟睡だった。
いつものブランチは、朝摂ってしまったので(笑)、準備してキャメロンで出かけた。
ホームセンターで買い物をし、かかりつけのクリニックへ行った。新型コロナの第六波は、この田舎にも押し寄せてきているが、患者の数は増えている。
帰宅してからホットタイム。その後、ルーチン、晩御飯と続いた。
さすがに気力・体力が限界に近付いた。集中力が出ない。しかし、不思議と眠くはないので、映画を観ることにした。スタローン『ランボー 最後の戦場』。2008年の映画で、舞台は軍事政権下のミャンマーだ。スー・チー政権になったのは2015年なので、それ以前である。クーデターで再び軍事政権下に置かれている現在のミャンマーという現実と映画がだぶって見える。映画では少数民族が国軍に弾圧されている。現在は少数民族だけではなく、民主化を求める多くの国民が弾圧を受けている。
この映画を観るのはおそらく2度目だ。少数民族を救ったランボーが、帰国して自分の生家に戻るラストシーンが印象的だった。今回も心を揺さぶられた。自分の人生重ねて観てしまうからだろう。それに加えて、今回は現在のミャンマーがだぶって、よけい胸を打つ。現在のミャンマーを救えるランボーはいない。
1月20日(木)「めったにないこと・・・の風さん」
午前11時起床。しっかり8時間の睡眠を確保できた。
今日から新刊の送付も開始する。先ず、秋田の同級生に4冊送り、配ってもらう。『エレキテルの謎を解け』の時もこの方法を使った。郵送料の節約のためだ。レターパックプラスに宛て名を書き込んでから4冊入れた。他にも用事があって、キャメロンで出発。
JP分局の窓口でレターパックプラスを投函したあと、JAへ向かった。そこでキャッシュをおろし、UFJのATMで入金をしたあと、今度はJP本局で送金処理をしようとしたところでつまづいた。17日から制度が変わって、手数料がかかるようになったのだ。窓口で、この手数料がかからない方法を教えてもらったが、それにはゆうちょ銀行の通帳かカードが必要だった。持ってきていない。明日の課題にして、今日は手数料を回避することにした。やれやれ。
帰宅後、ルーチンや軽い雑務をしているだけで、あっという間に夜になった。
夜、名古屋の長女からラインで朗報が届いた。名古屋の三省堂書店の児童書コーナーに、なんと私の本が3冊あるというものだった。同じ本が3冊ではない。新刊は平積みで、『エレキテルの謎を解け』が棚刺し、さらに『円周率の謎を追う』までがまだ棚刺しで置いてあった。こんなことはめったにあることではない。来週、名古屋へ出かけた時に、書店に寄って挨拶して来ようと思った。
明日は年内出版が決まった歴史長編のオンライン打ち合わせがあるので、原稿を4か月ぶりに読んだ。全部は無理なので、最初の1章だけだ。前半に要改善項目があるという話だ。どういったことになるか、とても楽しみである。
結局、就寝は今日も午前3時になってしまった。
1月21日(金)「本格的な小説に挑戦・・・の風さん」
9時起床。こんな時刻でも起きるのがつらい。とにかくストレッチから1日をスタート。何とか朝食(トーストとホットミルク)を摂って、書斎へ。11時からオンライン打ち合わせである。
執筆マシンでのネット接続が最近不安定なので、MacBookAir を準備してあった。会話はこれでおこなうが、執筆マシンには原稿など資料を映し出してある。
この出版社はオンライン打ち合わせを、新型コロナ対策ではあるが、主武器としているようである。久しぶりだが、初めてではない。
冒頭、出版社の意向を教えてもらった。かねてよりの私の意向も尊重してくれていて、出版時期の目標は9月だった。私の原稿の仕上がりだけでなく、出版社の色々なタイムスケジュールも考慮してあるようだ。とてもありがたいことだ。そのため、出版社からの改善要求項目を今日聞いて、最終原稿を3月末までに完成させてほしいと言われた。もちろん了解だが、これは真剣勝負である。
改善要求項目は、全部で4つあった。どれもこれも、震えるほど超ハイレベルな要求だった。震えているのは、恐怖ではなく良い意味での感動である。
どういった種類の要求かと言うと、たとえばこうだ。物語の中で人間は成長していく。主要登場人物は母と子である。母は子を育てている。理想の大人になるように育てることを決めた。そうでなくても、子は成長する。時代は幕末。理想の大人のイメージも影響を受ける。同じ激動の環境の中にいて、母も子も変化していく。子の変化はもちろん成長だが、母も成長せざるを得ない。そういった物語の大きな展開の中で、どう描写するかが問われた。しぐさで書くのか、セリフで書くのか、地の文で書くのかである。作者の都合ではない。読者が読みながら納得し、感動する書き方が求められたのだ。
こういう議論は、かつて新鷹会の勉強会で諸先輩から問われたことだ。それから、新人物往来社の編集者から指導されたことでもある。人間を書くという小説の目的を実現するために、こういったことを熟考するのは生きがいである。私流の言い方をすれば、登場人物一人ひとりの人生を考えることであり、自分がその人生を生きている気持ちになるくらい本気で考えることだ。
本格的な小説に挑戦させてもらえることは、最高の幸福である。感謝の気持ちでいっぱいになりながら、オンライン打ち合わせを終えた。
1月22日(土)「雑務の山崩し・・・の風さん」
昨日は、オンライン打ち合わせで幸福な気分に浸ったあと、あらら〜ということが起きた。
新刊が出ると、遠方の知人や友人へ寄贈のため送付する。出版社からも送ってもらうが(一部は出版社負担となる)、自分でも送る。昨年、『エレキテルの謎を解け』を自分で送るため、180円のスマートレターをたくさん買ってそれで送ろうと思ったが、規定の厚さ2センチにわずかに入らなかったため、今年の新刊で使おうと思っていた。著者として、原稿枚数がかなり減るので、当然本は薄くなって、2センチにギリギリでも入ると踏んでいた。
ところが、昨日やっとその準備に取り掛かったら、何となく変だった。なんと厚さ2センチに入らない・・・どころか、昨年の『エレキテルの謎を解け』よりも本が厚いのだ。両書を比べてみたら、文字組の関係で、今年の新刊『この空のずっとずっと向こう』(ポプラ社)の方がページ数が多いのである! これはもうどうしようもない。ゆうメールで送るしかない。しかし、比較的安価なゆうメールでも、重量の関係で、料金は310円になってしまう。
昨年のゆうメール用封筒が3個残っていたので、それを使うが、当然足りない。急遽、買い出しに行くことにした。21日(金)の話である。
21日(金)は、久しぶりに読みかけの本(『源氏物語』など)の続きを再開した。最後は、風呂掃除をして就寝した。
そして今日は、昼近くに起きると空は雲一つない快晴だった。執筆再開は重要だが、雑務の山も崩しておこうと思った。
キャメロンでまた外出した。JPのゆうゆう窓口からゆうメールを出した。昨日3個で今日も3個。今日の3個の封筒は、昨日買ってきたものだ。次の投函は来週の月曜日以降。ところで、ゆうゆう窓口に着いたら、建物の外まで行列だった。いつもゆうゆう窓口は混んでいるが、今日は特別多かった。ウィークデーが忙しくて郵便局へ行けない人が多いのだろう。17日から小銭の取り扱いでも不便になっている。防衛手段を考える必要があるが、サービス業は利便性の改善を常に考えるべきなのに、逆行するというのは、どういうことだろうか。続いて、GSで灯油を購入して帰宅し、屋外タンクに補給しておいた。1年の中で最も寒い時期になるので、こういった準備は早めにしておく必要がある。
また、名刺が不足してきたので、追加印刷をした。
郵送ではなく、直接新刊を届けるやり方もする。明日以降の予定を組むために、ご都合伺いのメールを出した。
出歩くことが増えそうなので、 hairdye をしてから就寝した。もう午前4時近かった。
1月23日(日)「やっと史料読みも復活・・・の風さん」
目覚めると、予報通りの雨だった。風は強くなさそうだが、気分的に寒気を感じてしまう。これからひと月くらいは、1年で最も寒い時期になる。昼頃起きていて贅沢に違いないが、今日から洗面に温水を使うことにした。2階のトイレにはミニセラミックヒーターを設置しているし、日中はできるだけ重ね着をしているくらい、寒さ対策に余念がない。無理をして年寄りの冷や水と言われないようにしたい。それにしても、背中が痛いのはなぜだ。そうか。昨日は灯油を買って来て、屋外タンクに給油した。灯油缶の上げ下げで、腰に負担がかからないようにはしたが、背中の筋肉には負担をかけてしまったようだ。やれやれ。面倒な年寄りだぜ。
ブランチ(ワイフの友達が来宅していて弁当が用意されていた)後、小雨が降る中、キャメロンで外出。先ず、図書館へ行き、新刊『この空のずっとずっと向こう』を寄贈した。久しぶりに会う職員と短い雑談をして失礼した。続いて、心月斎。ここも玄関だけで、お庫裏さん(当地では住職夫人をそう呼ぶらしい。一般的には奥様、奥さんでよく、大黒さんとか坊守さん)に説明して失礼した。昨年の『エレキテルの謎を解け』と同じルートだったが、今回は30分で終了した。
新刊の配布をしながら、PRもしなければならない。今日、5か月ぶりくらいにフェースブックに記事をアップした。先ずは、『エレキテルの謎を解け』出版のお知らせ(笑)。しばらくせっせとアップしてみよう。続けて、短縮版をツイッターにも。インスタグラムはとりあえずやめておいた。
久しぶりにメルカリの出品物が売れたので、また出品しようと準備しながら、相場価格というか妥当な価格が分からなくなり、調査することにした。とりあえずヤフオクに出品して反応を見るのである。それにより、妥当と思われる価格を決めてメルカリに出品する。
やっと読書を復活させたところだが、今日は、史料読みにあたる読書を最後に復活させた。やはり勉強になる。単なる勉強ではなく、それにより作品の改善アイデアが浮かぶのである。
1月24日(月)「名古屋へ行ったけれど・・・の風さん」
昨日と違って快晴である。天気の変化が激しい。現役時代は天気と関係なく業務に専心していた。定年退社後は、天気や天候、気候に関心が向くようになったが、やることが多過ぎて、ただし屋内の仕事がほとんどなので、あまり影響を受けることもなく(これはありがたいことだ)、日々過ごしてきている。
しかし今日は、外出する日。予定がある。
先ず、ブランチ前にJP分局へキャメロンで行った。メルカリで売れた出品物の発送手続きと、ゆうメールの投函が3個そして、当選した年賀はがきのお年玉との交換と印刷ミスはがきの普通はがきへの交換だった。お年玉の当選は、3等だけだが、確率通りの結果(100枚に3枚は当たる)で満足している。切手(それから普通はがき)は色々な応募に使える。1年間に1本当たれば、これも大満足。昨年はペコロス玉ねぎが当たった(笑)。
ブランチ後、再度、キャメロンで出発。やや遠いスーパーまで行き、キリマンジャロコーヒーやドーナツを購入したあと、近くの駅から電車に乗って名古屋へ向かった。
オミクロン株が猛威を奮っていて、名古屋の感染状況は最悪である。日本全体が同じだが、動き回っている人が(たとえ2回接種を終えていても)次々に感染している。これまでの対策では防ぎきれない感染力である。せめてワクチンの効果で抗体ができていて重症化が防止できることしか望みはない。先週の予定では、名古屋の某書店へ行き、拙著を3冊も並べていることにお礼の挨拶をしようと思っていたが、やめることにした。今日の目的は、かかりつけの眼科へ行くことだけだ。
幸い検査結果は良く、処方された目薬をこれから続けることになった。ただ、念のため、次回、視野検査を受けることになった。
まっすぐ帰宅した。既に日はとっぷりと暮れていた。
ホットタイムに続くような形で晩御飯になった。
ルーチンと読書に加えて、今夜もFBとツイッターの投稿をしておいた。
1月25日(火)「冴えない1日?・・・の風さん」
JP分局へ行き、ゆうメールを3個発送した。これで、自分で送るゆうメールはおしまい。しかしまだ、レターパックで複数冊送るミッションが残っている。もちろん手渡しも。億万長者ならもっと大量に購入して知人・友人へ送れる(贈りたい)が、それはできない。庶民的な作家は、予算の範囲で、悩み悩んで選抜して送るのが精いっぱいだ。
今日やっと『エレキテルの謎を解け』の印税が振り込まれた。明日、カリチューへキャメロンの半塗装代金を支払える。中小企業はキャッシュが回らないと苦しい。それは分かっているが、私ももう生活費にこれ以上手をつけられない。なんとも情けない日記になってしまった。
ドラッグストアへも回って、日用品をまとめ買い……というほどでもない買い物をして帰宅。しかし、ドラッグストアで恐ろしい話を聞いた。「ポイントって有効期限がありますか」「はい。レシートに書いてありますよ。ほら、来月これだけ失効します「ええっ?」定年退社後、せっせと買い物をしてポイントをためてきたが、商品と交換した記憶があまりない。その割にポイントもあまり増えない。そうか。期限が来て少しずつ失効していたのだ。アホか。執筆マシンで検索し、やけっぱちで、やや高額の商品と交換した。
相場価格を探るため、値段を落としながらヤフオクに出品し続けてきた商品が、また入札なしという結果になった。継続出品をやめ、再びメルカリに出品し直した。当初設定した価格の3分の1くらいにした。ヤフオクで対抗していた商品はこの価格の6倍以上である。売れない価格だったのだ。だまされた。
今日は冴えない1日になりそうだったので、あらためて気合を入れ直し、大切に思っている先生へ送る新刊2冊の準備をした。同封する手紙をしたためたのだ。明日、レターパックライトで送る。準備ができたので、何とか1日の帳尻を合わせることができた。
1月26日(水)「幸運か僥倖か・・・の風さん」
午後からキャメロンで外出。その直前、昨夜メルカリに出品し直した品物が売れた。安価にした効果だろう。急いで発送の準備をしてから、JP分局へ行った。発送処理後、レターパックライトを1通投函し、あらたにレターパックプラスを購入。
今日はカリチューへ行く。途中であらかじめ決めていたファミマに寄った。今後の利用を考えて、衣浦海底トンネルの回数券を初めて購入した。ここで、今日の特筆すべき事件が始まった。私の買い物はけっこういい加減で、たとえばお釣りは数えもせずに財布にさっと入れてしまう。キャメロンに戻ったところで、初めて購入した回数券(11枚つづり)を、あらためてバッグから出して眺めてみた。普段やらない何気ない行為(注意深い人なら、自分が購入した、しかも初めての商品のチェック)をした。すると、普通車用を購入したのに、回数券は軽乗用車用だった。急いで店内に戻り、さっきの店員に言うと、「すみません」。何しろレシートは普通車用の代金だったから。すぐに交換してもらえた。
めったにやらない行為が、こういった結果になったのは、幸運……否、僥倖(ぎょうこう)としか言いようがない。天に感謝。
ところが、その直後、不思議なことが起きた。今日はたまたまシフトノブのカバーを外して、助手席に置いて出発したのだが、それが見当たらないのだ。このシフトノブのカバーは、夏、シフトノブが熱くなってしまうので、その対策用である。冬期は不要。だから、何気なく外したのだが……。
次の目的地はUFJのATMで、昨日入金された(カリチューへの支払いのため)印税をおろすためだった。そこの駐車場で、念入りに助手席周りを探したが、シフトノブのカバー(マスコット付き)は見つからなかった。
カリチューで目的を果たし、帰る途中、回数券を購入したファミマに寄ってみた。キャメロンを駐車した付近にカバーはなかった。しかし、広い駐車場の真ん中に、それが落ちているのを発見した。拾い上げると、クルマに挽かれたらしく、マスコットがつぶれ、とめていたピンが曲がっていた。
どうして助手席のシートから外へ転げ落ちたのか分からない。とにかく長年愛用していたカバーを取り戻すことができた。これも幸運……否、僥倖だろう。
4日連続で、フェースブックとツイッターに投稿した。今日は、ポプラ社のこどもの本編集部が運営するSNS「note」に掲載された私の記事である。
今夜もまた新刊の発送準備などで、就寝が遅くなった。午前4時近かった。
1月27日(木)「新刊贈呈も最終段階へ・・・の風さん」
起床前に会社の大先輩からお電話があった。お送りした新刊を読み終わった直後らしく、感動している間に電話してくれたことが分かった。現役時代から仕事のレベルとスピードの高さは尋常でなく、我々若造の憧れであり届かなくても目標だった方だ。ご高齢になられても、その特質はいささかも変わらない。いつまでもお元気で高みにいて、私の行く末を照らし続けて欲しい。心底からそう思う。
新型コロナ、オミクロン株の感染力はとてつもなく高い。海外で起きていたころが今まさに日本で起きている。ワクチン接種済みの人は重症化は防げるかもしれないが、感染に対してはあまり効果がない。活発に動いてい人は次々に感染している。そういう状況なので、ワイフの教室もしばらくお休みになり、名古屋方面への外出も控えるようになった。
ブランチ後、私はキャメロンで外出。新刊の贈呈も最終段階が近い。
JAでキャッシュをおろし、向かいの和菓子屋で桜餅を買い、JPへ行き、レターパックプラスとレターパックライトを窓口で投函後、歩いてUFJのATMでキャッシュを入金し、また出発。新刊が出ると必ず贈呈している会社へ行き、会長には会わず、秘書に託した。秘書にお土産で桜餅を渡したのは言うまでもない(笑)。
帰宅し、体を持て余し気味のワイフに協力して、ウォーキングに出発した。空に雲が増え、風があってやや寒い。しかし、歩き続けていると、ヒートテックのシャツのせいか、暑くなってきた。閉店が心配されるスーパーで晩御飯用の野菜を購入して、家路についた。ボケ老人を自覚している私は、なるべく横着をせず、屋内でも歩き回るように心がけているが、その程度では足りない。ストレッチの延長みたいなものだ。1週間前に灯油を持ち上げて痛めた背中もまだ痛い。やはり筋トレが必要だとは思うのだが……。
今夜も、相場価格を探るためにヤフオクへ出品していた品物が、入札なしで終了したので、すぐ、さらに価格を下げて、メルカリに出品し直した。前例は翌日すぐ売れたが、これはどうなるか分からない。しばらくたっても売れなければ、もう少し値下げしてみるつもりだ。
1月28日(金)「仕事の効率化・・・の風さん」
昨日はSNSのアップはしなかった。自分のHPでは、本の出版以外の仕事のページに「note」のことを追記した。内容的には記録としての価値もあるし、かなりのボリュームだったので、PDFにしてリンクしておこうと思った。ところが、「note」のページをPDF化したら、ファイル容量が10MB以上になってしまい、ああ、写真の掲載が多いからな、と納得しつつ、不安も覚えた。自分のHPのサーバーにアップできないのである。何か制限がかかっているらしい。
そこからまたはまってしまった。旧執筆マシンにはPDF用のソフトがインストールしてある。購入したもので、正規品。しかし、もはやアップデートなどのサービスは終了している。新規に購入すると、買い切り版はなく、毎年更新するタイプだ。せっかくなので、旧タイプのソフトを使えるだけ使おうと思っていた。しかし、旧執筆マシンはハードディスクがいつ壊れるか分からない。そろそろと旧執筆マシンを立ち上げて、ネット接続し、「note」をPDF化した。なんと1.5MBしかない! 優秀じゃん。これを新執筆マシンに入れて、自分のHPにリンクさせた。ここまで実に2時間もかかってしまった。やはりこの正規のPDFソフトは(たとえ年契約でも)執筆マシン内にインストールしておいた方がいい。
夕方、またウォーキングに出掛けた。今日はついでの買い物は不要である。2年前によく歩いたコースの一部を確かめることにした。田んぼの近く、なるべく日の当たる場所を選んで(寒いから)、蓮沼のほとりに来た。初夏になると蓮の花が咲き、沼に生息するウシガエルが大合唱しているのを2年前に遭遇した。大合唱が念仏のように聞こえて、荘厳というか、神秘的な雰囲気だった。できれば、今年、その動画を音声付きで撮影したい。現在の蓮沼には何もなかった。
来年以降の執筆の候補に関係する文献の購入を迷っていた。もう10年以上前に、県図書で必要部分をコピーした本だ。コピーはA3サイズで2ページ分である。大きなクリアファイルに今も保管してある。今後のことを考えて、その文献を購入しておきたかった。既に古本の類になっているので、ネットで探すと、あまりない。結局、最安値のサイトで発注した。新型コロナといった心配がなければ、名古屋へ行ったついでに、追加コピーをしてくればいいのだろうが。そのうちそのうちと思っているうちに、来年になってしまいそうだった。仕事の効率化はなかなか難しい。
1月29日(土)「偉大なり、北里柴三郎・・・の風さん」
午前零時からツムツムが終日ゲームし放題になった。日頃やれないことをやってしまおう(^_^;)。
特殊雑務は山積しているが、昨年と同様に確定申告をスムーズに終えるため、昨年度の家計簿の作成にやっと取り掛かった。
長年工夫して、エクセル表(家計簿)は、最終的に事業報告(確定申告)もできるようになっている。たとえば某月に住民税の支払いをしたとすると、家計簿としては当然収支計算されるが、事業収益の計算では租税公課の中には入れないようにしてある。
ま、いずれにしても、昨年は作家としての収入がほとんどなかったので、こういった効率的な計算ができることは、精神的に救いとなる。そうでなければ、めちゃ大変な計算をした挙句、還付金もほんのわずかで終わるだけだ。
エクセル表にいくらかデータを記入できて、先ずはホッとした。明日からピッチを上げたい。
メガネをかけた状態でマスクをすると、レンズが曇って不快である。一昨夜とうとう(我慢するのを)諦めて、曇り止めの検討をした。シュルとしては、特殊な薬剤かそれがしみ込んだペーパーである。原理はレンズの表面をコーティングして濡れ性をよくすること。つまり、水滴(水玉)ができないようにすることだ。大学生時代は東北に住んでいて、クルマを運転していたが、エアコンもついてなかったので、クリンビューが必需品だった。そのクリンビューは裏の物置小屋の中にまだある。それが使えそうな気もするが、とりあえず何かということで、ゲル状の薬剤を発注した。それが今日届いた。新型コロナのせいで、経営が苦しくなる会社が多いが、この関係は逆に売り上げが伸びているだろう。
ウォーキングでまた膝が痛いとワイフが言い出したので、買い物ついでにイオンモールの中を歩くことにした。床は平坦なので膝への負担は小さいはずだ。年度替わりが近く、閉店するところがある。ペットショップも今月いっぱいで閉店するという。だからだろう、猫が一匹買われていった。飼うなら、高価な猫より、譲渡か保護猫が我が家には似つかわしい。ちび助が死んでもう14か月になる。3匹がラップしながら我が家にいたので、猫ロスは比較的小さかった。しかし、一匹もいなくなってしまうと、寂しさを通り越して、新たに飼う気力もなかなかわかないものだ。
晩御飯用に弁当を買って帰宅した。メガネの曇り止めがよく効いていてずっと快適だった。
午前零時まで、特定のマイツムのレベルを上げることと、サブツムの育成を目的に、ツムツムをやり通した。
その後、ルーチンの読書。上山明博さんの『北里柴三郎』をやっと読了した。ノンフィクションの伝記である。新型コロナ感染症とラップするが、それより何より、北里柴三郎の偉大さ(感染症で苦しむ人の生命を救いたいという、当たり前のことだが、自分の評価が高くなろうとも、その志を貫いたこと)がよく分かったし、いつの時代も権力側がそういったとがった人材に圧力をかける事実を再認識した。昨年読んだ『孤愁の仮面』と同様に、森林太郎の情けなさもよく分かった。
1月30日(日)「ひたすら雑務処理・・・の風さん」
家内の書留郵便を送るため、ブランチ後、よく行くゆうゆう窓口へ行ったら、今日は12時半で閉まっていた。この間、スマホでチェックしたら夕方までやっているように書いてあったのに……。ついでなので、GSへ行き、灯油を購入し、キャメロンに満タン給油しておいた。1週間前に背中を痛めたので、購入した灯油はすぐ給油せず、玄関に仮置きした。
Amazonで購入した古本を郵便局員が配達してきた。レターパックプラスだったので、日曜日でも配達されるのだ。僕のキャメロンがお気に入りらしく、ちょっと雑談した。2回目だ。その後、Amazonで購入した品物がクロネコで届いた。こちらは指定した通り。
昨日に続いて、確定申告の準備(エクセル表へのデータ記入)をした。メインバンク(笑)の通帳とにらめっこして、その転記がほぼ終わった。少しずつでも片付いていくと気持ちいい。
日曜日なのに、出版社の編集者からお知らせがあった。『エレキテルの謎を解け』が大阪国際児童文学振興財団のYouTubeで紹介されたというもの。早速見てみたら、好意的な紹介動画だったので、自分のフェースブックとツイッターでもアップしておいた。
今日はワイフは外出する気力がわかなかったみたいで、私はひたすら屋内雑務(主にメール関係)の処理に専念した。その中で、知人がメール添付で送ってくれた資料を読む作業があった。貴重な情報が満載だった。引用文献が2つ、貴重だと思い、発注した。資料ではあるが、蔵書を減らすため、メルカリを利用しようと思うが、なかなかその時間もない。また、就寝が午前4時近くなってしまった。
1月31日(月)「今日は歩く電気屋さん・・・の風さん」
ブランチ後、キャメロンでJP分局へ。色々な用事があったが、昨年できなかったことを一つした。国際団体への寄付である。依頼のDMはあちこちから来る。1年に1回くらいは、少額でも寄付するが、昨年は精神的なゆとりが本当になくてできなかった。小銭の投入は余分にお金がかかりそうだったので、通帳(最初に入金しておいて)から送金する形にした。
明日は月初のルーチンの掃除がたくさんある。前回は昨年末の大掃除を兼ねてやったので、期間があいている。今日中に、鏡と排水管と空気清浄機の掃除をしておいた。
次女が使っていた和室の片付けも、わずかずつやっている。本人が不要と決めた中から、今日発見した宝物は、マイクロペットだ。タカラトミーが販売したレア品とも言える。犬や猫の形をしていて、動き回るし、呼びかけると何らかの反応をする。私自身はダックスフント風のを持っていて、名前の「ダック」を呼び掛けてごくたまに遊んでいる(動作確認を兼ねて)。設計が優れているのだろう、耐久性があり、今でも動く。今日発見した次女のマイクロペットも動いた。ところが、こは黄色の犬は、名前が分からなかった。結局、次女が自分で調べて教えてくれた。バナナの色をしているせいだろう、「ナナ」だった(笑)。
ついでなので(やっとその気になって)、ワイフのアロマ加湿器の電源アダプターが、本当に壊れているのか調べることにした。このアダプターは、交流のコンセントにさして、直流24ボルト0,5アンペアの電気をとるものだ。現在は、私の書斎用加湿器の電源アダプター(全く同じ仕様)を貸し出している。
問題のアダプターをコンセントにさして、ピンジャック端子の電圧をテスターで調べた。いちおう直流で24ボルト付近を示した。念のため、私の書斎用加湿器に接続してみたら、いったんオンになるが、すぐオフになってしまう。加湿でなく、LED点灯モードにすると、なぜか点滅を繰り返した。再び、アダプターのピンジャック端子の電圧を測定してみた。針が20−24ボルトの間を往復していた。不安定なのである。
壊れていることが確認できたので、新品を発注した。
今日も、確定申告の準備の続きをやった。3日連続で、作業が慣れてきた。この調子なら、確定申告が始まってすぐ電子申告できそうだ。
2022年2月はここ
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